ドライビングシミュレーター
- tomohisa kumagai
- 2022年11月13日
- 読了時間: 2分
業界の方にお勧めされて、ドライビングシミュレータ―「Assetto Corsa」を購入。
同類のものでは「グランツーリスモ」も有名ですね。
最近のゲームらしく、グラフィックボードの性能要求が高いですが、当社のPCは基本ディープラーニング用に調達しているので、ここはそのまま使えました。
これで日々練習をしていたのですが、色々考えさせられる(気づかされる)ことが多くて、想像以上でした。
その一つを披露しますと、
速く(コーナーを)走るには、前後タイヤに横Gをバランスよく支えさせる必要があるという前提で、
コーナーリング初期では舵を切るフロントタイヤのみでしか横力は発生しえない(→いきなり大きな横Gは支えられない)
そこからうまくリヤタイヤにも横力を分担してもらいながら、
フロントタイヤの舵角を調整してコーナリング中期に持ってゆく、
一言で言えば、ハンドルはタイミングは早めに、操作レートとしてはゆっくり切る、ということ
コーナーリングテクニックと言えば、FFならタックイン、FRならドリフト、あたりが有名な知識だと思いますが、上の話はそれ以前のもっと基本的な所かと。
このドライビングシミュレータ―は運転データも取れるはずなので、データ分析の研究にも使いたいと思っています。
休日に、ビッグ・バンさん(大和市)にて「スリックカート」で遊んで来ましたが、ものすごく上達していました.

カウンターステアの処理チップ(脳内)の速度が
以前の私 1Hz
シミュレーターで鍛えた私 10Hz
と圧倒的に高速・高精度に成長しており、自分の手が勝手に(=いちいち考えなくても鍛え上げられた脳内チップが反射的に動かしているという意味,)ちょこちょこ舵を修正しつつもクルマの姿勢は(ほぼ)安定するというのを目の当たりにして(いつの間にこんな運転ができるようになったのだと)我ながら驚愕でした。
上に書いた「考えさせられたこと」は、運動力学的な話(いわばお勉強)ですが、スポーツのトレーニング装置としても、素晴らしい効果なんですね。プロのレースチームでも、ドライビングシミュレータ―でドライバー選考することもあるそうですが、納得です。
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